【信用情報(CIC)の見方】元貸金業者が教える「ブラックリスト」の判定基準。異動・入金状況Aの意味とスマホ開示のやり方

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こんにちは、元・貸金業者の黒田信用です。

現役時代、私は来る日も来る日もCIC(信用情報)を睨みつけ、シビアに融資の可否を決めていました。審査に落ちても、業者は絶対に「理由」を教えてくれません。

そこで本記事では、元審査担当の私が「プロが実際に見ている合否のポイント」を暴露します。

黒田@ソクフィナ編集長

スマホでCICを開示する手順から、謎の記号($、A、P)の本当の意味、そして「どこに何が書いてあれば即否決(ブラック)なのか」まで徹底解説。

たとえ「ブラック」が確定したとしても、そこで全てが終わりではありません。現状を直視した上で、「車」や「資金」を確保するための“CICを見ない”現実的な突破口もあわせてお伝えします。

目次

まずは現状把握。信用情報CICの「スマホ開示」のやり方とデメリット

敵(審査)に勝つには、まず自分の状況を知らなければなりません。昔は郵送での取り寄せが主流で時間がかかりましたが、現在は手持ちのスマートフォン(iPhone/Android)ですぐに開示が可能です。

手数料は500円ワンコインで自分の「金融の健康診断」ができると考えれば、安いものです。パソコンでも可能ですが、操作の手軽さと、誰にも見られずに完結できる点から、スマホでの即時開示を推奨します。

黒田@ソクフィナ編集長

昔は郵送での開示だったので手数料1,000円くらいかかってましたが、今は便利になりました。

開示の手順(3ステップ)

手続きは非常にシンプルですが、躓きやすいポイント(決済手段)だけ注意が必要です。

  • CIC公式サイトへアクセス:スマホから→「CICインターネット開示(ここをクリック)」でアクセスします。
  • 受付番号の取得(決済):ここが重要です。インターネット開示の支払いは「PayPay」、「楽天ペイ」、「クレジットカード」「キャリア決済(ドコモ・au・ソフトバンク等の携帯料金合算)」のいずれかになります。※すでにカードが全て止まっている方は、キャリア決済を利用してください。
  • パスワードを入力してPDFを閲覧:受付番号を取得したら、専用画面にパスワードを入力し、報告書(PDF)をダウンロードします。【注意】このPDFは端末に保存しないと再閲覧できなくなることがあるため、必ず「ファイルに保存」や「スクショ」で残してください。

    自分の情報を開示する「デメリット」はある?

    よくネット上で「自分でCICを開示すると、その履歴が残って審査に不利になるのでは?」という噂を見かけますが、これは大きな間違いです。

    元審査担当として断言します。本人が自分の情報を開示しても、ローンの審査には一切影響しません(デメリットはありません)。

    業者が審査の際に見るのは、「他社への申し込み履歴」や「返済状況」です。あなたが自分の情報を確認したという事実(本人開示履歴)があっても、それは「自己管理ができている」というだけの話であり、マイナス評価にはなりません。

    むしろ、自分の現状(ブラックかどうか)を知らないまま、手当たり次第に申し込みを繰り返して「申し込みブラック」になるリスクのほうが、よほど致命的です。

    恐れずに、まずは事実を確認してください。

    審査担当はココを見る。信用情報CIC報告書の「見方」完全解説

    CICの報告書(信用情報開示報告書)は、文字がびっしりと並んでいて非常に見づらい書類です。しかし、私たち審査担当者は、そのすべての項目を読んでいるわけではありません。

    見るべき場所は、実質1箇所だけです。報告書の中段にある「クレジット情報」。その最下部に並んでいる「入金状況」という記号の列。

    ここを見るだけで、その人が「まともにお金を返しているか」が一瞬で分かるからです。

    「入金状況」の記号の意味($・A・P)

    「入金状況」の欄には、過去24ヶ月分(2年分)の支払いの記録が、1文字の記号でマス目に入っています。審査員にとって、この記号は以下のような意味を持ちます。

    スクロールできます
    記号公式の意味審査員の解釈(本音)
    $請求通り入金合格。これが並んでいるのが当たり前。
    A未入金アウト。約束の日にお金を入れていない(延滞)。
    P一部入金危険。請求額より少ない額しか入金していない。
    請求なし利用がなかった、または請求がなかった月。問題なし。
    空欄利用なしクレジットカード等の利用自体がなかった月。問題なし。

    ▼入金状況の見方(右端が最新です)

    スクロールできます
    過去 ←3ヶ月前2ヶ月前1ヶ月前最新
    $$$$$

    解説: このように、一番右(最新)から左(過去)に向かって「$(正常に入金)」が並んでいるのが、理想的な「ホワイト」の状態です。

    入金状況に「A」があったらブラック確定?

    ここで最も多い質問が、「たった1つでも『A』がついたら、その時点でもうブラック(審査落ち)なのか?」というものです。

    黒田@ソクフィナ編集長

    元業者の判定基準で言えば、答えは「NO(即ブラックではない)」です。「異動(いわゆる完全なブラックリスト)」がつくのは、原則として「61日以上の延滞」からです。

    つまり、「A」が1つあるだけでは、まだ「うっかり入金を忘れただけ」の可能性があります。

    しかし、油断は禁物です。審査員は「A」の「頻度」と「時期」を強烈にチェックしています。

    1. 直近3ヶ月以内に「A」がある:これは致命的です。「今現在、お金に困っている人」と判断され、ほぼ間違いなく否決されます。
    2. 「A」と「$」が交互に頻発している:「今月は払ったけど先月は遅れた」を繰り返しているパターン。これは「だらしない人(性格に難あり)」と認定され、ブラック予備軍(グレーゾーン)として否決対象になります。

    たかが「A」ひとつ。

    そう思わずに、まずは自分のシートに「$」以外の記号が紛れ込んでいないかを確認してください。

    これが本当のブラックリスト。「異動」の文字と保有期間

    「入金状況(記号)」が悪くても、まだグレーゾーンの可能性があります。 しかし、これから説明する場所にある「文字」が書かれていたら、残念ながら議論の余地はありません。

    それが、正真正銘のブラックリスト入りを意味する「異動」という文字です。

    「異動」とは何か?(ブラックの定義)

    CIC報告書の中段、「お支払いの状況」という欄を見てください。ここに「異動」という漢字二文字が記載されていたら、あなたの信用情報は「ブラック」です。

    黒田@ソクフィナ編集長

    これは「返済能力がない」という決定的な烙印であり、大手消費者金融、銀行カードローン、クレジットカード、自動車ローンなどの審査は、99.9%通りません。

    「異動」がつく条件は、主に以下の3つです。

    1. 長期の延滞:「61日以上」または「3ヶ月以上」の支払いの遅れが発生した場合。 ※数日の遅れ(A)とは重みが全く違います。
    2. 保証履行(代位弁済):あなたが返済できなくなり、保証会社が代わりに借金を肩代わりした場合。
    3. 破産自己破産などの法的整理を行った場合。

    「異動」情報はいつ消える?(保有期間)

    一度ついてしまった「異動」情報は、一生残るわけではありませんが、非常に長い期間消えません。

    • 保有期間:契約終了(完済)から5年間
    黒田@ソクフィナ編集長

    ここで多くの人が勘違いする、最大の落とし穴があります。「異動がついてから5年」ではありません。「借金を返し終わって(完済して)から5年」です。

    つまり、延滞したまま放置している状態では、5年経とうが10年経とうが、「異動」情報は未来永劫消えません。

    ブラックリストから抜ける(喪明けする)ためのカウントダウンは、あなたが借金を完済したその日から始まるのです。

    昔(2000年代以前)は一部の信用情報機関で異動情報の保存期間が10年でした。しかし、金融庁の指導や法改正により短縮され、2010年代から現在はCIC・JICCで5年(契約終了後)が標準化されています。

    黒田@ソクフィナ編集長

    僕が自己破産した頃は、保存期間が10年だったため、5年目でも7年目でも審査に通過することはありませんでした。

    信用情報CICはどう影響?元貸金業者が教える「審査の裏側」と注意点

    CICのデータは、単なる数字の羅列ではありません。私たち審査担当は、そのデータを通して「あなたの性格」を見ています。

    例えば、毎月きっちり同じ日に支払いをしている人は「几帳面で信用できる」。 逆に、支払日がバラバラだったり、少額のキャッシングを繰り返している人は「計画性がなく、お金にルーズ」。

    CICはただの履歴書に過ぎません。審査員は行間を読み、「この人にお金を貸しても、本当に返ってくるか?」という人間性を値踏みしているのです。

    スーパーホワイト(履歴なし)の罠

    「借金をしたことがないから、私のCICは真っ白(きれい)なはずだ」そう思っているなら、少し注意が必要です。

    20代なら問題ありません。しかし、30代・40代でクレジット履歴が一件もない状態(業界用語で「スーパーホワイト」)は、逆に警戒されます。

    なぜなら、審査員はこう疑うからです。

    ローン審査の人

    「この人は現金主義なのではなく、過去に自己破産をして、最近やっとデータが消えた(喪明けした)人ではないか?

    元業者の「あるある」ですが、中高年のスーパーホワイトは、ブラック明けの可能性が高いと判断され、審査のハードルが上がることがあります。クレカを一枚作り、適度に利用して「$(正常入金)」の実績を作っておくことが、実は一番の信用になるのです。

    携帯代の分割(割賦)を甘く見てはいけない

    CICに関して、近年もっとも多い「審査落ちの原因」がこれです。スマートフォンの端末代金です。

    最近のスマホは10万円を超える高額商品であり、多くの人が通信料と一緒に「分割払い(割賦契約)」にしています。この分割払いは、立派なローン契約であり、支払状況はすべてCICに記録されています。

    「たかが携帯代、数日遅れてもいいだろう」この油断が命取りです。

    携帯代の引き落としができなかっただけで、CICには未入金の記号「A」がつきます。それを放置すれば、当然ブラックリスト入りの「異動」がつきます。

    「過去にスマホ代を滞納したせいで、住宅ローンやマイカーローンの審査に落ちた」という事例は、今や急増している現実なのです。

    CICを見て「ブラック」や「審査落ち」だった場合の対処法

    開示報告書を見て、「異動」の文字や大量の「A」マークを見つけてしまったとしても、決して絶望する必要はありません。

    むしろ、「自分が審査に通らない理由」がハッキリしたことは、大きな一歩です。一番怖いのは、自分がブラックだと知らずに、手当たり次第に申し込みを続けて「否決履歴」を増やし続け、再起不能になることです。

    現状が分かった今、あなたが取るべき行動は一つ。「大手(銀行・信販会社・消費者金融)への無謀な申込を、避けることです。

    クレジットカード・ローンは5〜7年以上は申し込まない

    厳しいことを言いますが、CICに「異動」がある状態で、一般的なクレジットカードやローンの審査に通る確率は限りなくゼロです。

    「数打ちゃ当たる」という考えは捨ててください。

    審査に落ちると、CICには「申し込み情報(否決)」という記録が6ヶ月間残ります。異動がある上に、短期間で何社も落ちた履歴が残っていると、あなたの信用情報は「金策に走り回っている危険人物」として、さらに傷つきます。

    ブラックが確定したら、以下の行動を徹底してください。

    1. 新規申し込みを一切やめる
    2. 今ある借金を完済する
    3. 完済から5年(破産なら免責から5〜7年)待つ

    これが、信用情報を回復させる唯一にして最短のルートです。

    どうしても「車」が必要なら、CICを見ないローンを使う

    「5年も待てない、明日から車がないと生活できない」地方にお住まいの方や、車通勤の方にとって、車のローンが組めないのは死活問題でしょう。

    そんな時のために、CIC(過去のデータ)を見ないローンが存在します。それが「自社ローン」です。

    これは信販会社を通さず、中古車販売店が独自に分割払いに応じてくれる仕組みです。彼らが見るのは、過去の「異動」情報ではなく、「今のあなたに返済能力(収入)があるか」だけです。

    私自身、自己破産直後の真っ黒な状態で、この自社ローンを利用して車を手にし、再起の足がかりを作りました。ブラックでも諦める必要はありません。

    ↓自社ローンの仕組みと、優良店「オトロン」等の解説記事へ

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    事業資金・生活費のショートなら「借金以外」の方法を

    もしあなたが経営者や個人事業主で、急ぎの資金が必要な場合。銀行やビジネスローンに申し込んでも、CICに傷があれば審査は通りません。

    その場合は、「お金を借りる」という発想を捨ててください。持っている請求書(売掛金)を現金化する「ファクタリング」という手法を使えば、借金をせずに資金を調達できます。

    これは「債権の売買」であり「融資」ではないため、あなたの信用情報(CIC)は一切関係ありません。ブラックだろうが税金滞納中だろうが利用可能です。

    ↓ブラックでも即日調達可能。ファクタリングの特集記事へ

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    信用情報(CIC)の見方に関するQ&A

    「開示報告書を手に入れたものの、専門用語ばかりでよく分からない…」「ネットの噂と自分の状況が違って不安」

    そんな方のために、Yahoo!知恵袋や現場で頻繁に耳にする「よくある質問」を厳選しました。元・審査担当者の視点から、都市伝説や嘘を排除した「審査の正解」だけを回答します。

    Q1. CICスコア450点だとどうなりますか?(審査に通りますか?)

    A. 多くのクレジットカードやローンの審査で「否決」になる可能性が高い危険水域です。

    まず前提として、CICの開示報告書自体には「450点」といった点数は記載されません。

    この点数は、AIスコアレンディング(J.ScoreやLINEスコアなど)や海外のクレジットスコアの基準を混同されている可能性がありますが、一般的に「450点〜500点台」は信用力が低いとみなされるゾーンです。

    スクロールできます
    スコア帯評価審査への影響
    200-450点信用較差クレカ・ローン否決確率高
    450-550点信用較差〜中等機械審査で落とされやすい
    550-620点信用中等一部中小消費者金融なら可能性あり
    620点以上良好以上有利(銀行系も狙える)

    ※表の内容は、一般的なAIスコアレンディングの目安を参考にしています。

    もしCICのデータに基づいてこの評価が下されているとしたら、現在進行形で延滞があるか、過去に「A(未入金)」マークが頻発している、または他社借入が年収に対して過大である可能性が高いです。

    この状態で大手のカードや銀行ローンに申し込んでも、機械審査の段階で瞬時に落とされるでしょう。まずは新規申し込みを控え、半年間は返済実績を作ることだけに集中してください。

    Q2. CICの「A」マークは審査に影響しますか?

    A. 大きく影響します。特に直近の「A」は致命的です。

    「A」マークは「約束の日に入金がなかった」ことを示します。審査担当者はこれを見て「うっかり忘れ」か「金銭的な困窮」かを判断します。もし24ヶ月の並びの中で1つだけ古い「A」がある程度なら、その他の月が「$(正常入金)」で埋まっていれば情状酌量の余地があり、審査に通ることもあります。

    しかし、「直近3ヶ月以内にAがある」場合や、「数ヶ月おきにAが点在している」場合はアウトです。「現在進行形で金がない」または「性格的にルーズ」と判断され、支払い能力への疑義からほぼ確実に審査に落ちます。

    たかが1つのマークと思わず、一度ついた「A」は2年間消えないという重みを理解し、引き落とし口座の残高管理を徹底してください。

    Q3. CICの開示で何が見れるのですか?

    A. あなたの「借金」と「支払い」に関するほぼ全ての履歴が見れます。

    具体的には、クレジットカード、カードローン、携帯電話の分割払い、自動車ローンなどの「契約内容(いつ、いくら借りたか)」と「支払い状況(毎月遅れずに払っているか)」、そして「申し込みの履歴(いつ、どこに申し込んだか)」です。

    これらは過去24ヶ月分の入金状況と、最大5年間の契約終了情報として記録されています。

    逆に、「見れないもの」を知っておくことも重要です。CICには、あなたの年収、勤務先での役職、貯金額、家族構成、税金の滞納状況などは記載されていません。

    審査において「年収」は自己申告ですが、「他社借入額」と「返済状況」はCICで嘘偽りなく全て筒抜けになります。嘘の申告が絶対にバレるのは、このCICの情報と照らし合わせているからです。

    Q4. 信用スコア600点はどのくらい良いですか?

    A. 平均的、または「標準よりやや良い」レベルであり、一般的なカード審査には通る水準です。

    一般的に信用スコア(AIスコア等)において600点台は、大きな延滞がなく、一定の年収や勤続年数がある層に付与されるスコアです。

    このスコアがあれば、ゴールドカードやプラチナカードなどのハイクラスな審査は別として、一般的な流通系クレジットカード(楽天カード等)や消費者金融の審査で、信用情報が原因で落ちることは少ないでしょう。

    ただし、600点はあくまで「スタートライン」です。

    ここからさらにスコアを伸ばし、住宅ローンや低金利の銀行融資を有利に引き出すためには、「長期間の延滞なしの利用実績」を積み上げることや、リボ払いの残高を減らすことが有効です。

    現状維持ではなく、さらに上の「$」マークの積み上げを目指してください。

    Q5. 携帯電話料金の遅れくらいなら、CICに傷はつきませんか?

    A. いいえ。端末代金を分割払いにしている場合、立派な「金融事故」として記録されます。

    多くの人が誤解していますが、iPhoneなどのスマートフォン本体を「実質0円」や「24回払い」で購入している場合、それは携帯電話会社と結んだ「割賦販売契約(ローン)」です。

    毎月の携帯料金の支払いが遅れることは、ローンの返済が遅れることと同義であり、CICには未入金を示す「A」マークがつきます。

    さらに、61日以上滞納して強制解約になると「異動」情報が登録され、いわゆるブラックリスト入りとなります。

    「たかが数千円の携帯代」と軽く見ていたせいで、将来住宅ローンや車のローンが組めなくなる人が急増しています。通話料だけの滞納ならCICには載りませんが、今の時代、端末分割を含まない契約のほうが稀ですので、携帯代は命綱だと思って支払ってください。

    Q6. 自分でCICを開示すると、その履歴が残って審査に不利になりますか?

    A. 全く不利になりません。むしろ定期的に確認することを推奨します。

    CICには「誰がいつ情報を見たか」という履歴も残りますが、これには「クレジット会社等の審査担当が見た履歴(申し込み情報・途上与信)」と、「本人が自分の情報を確認した履歴(本人開示)」の2種類があります。

    審査担当者が気にするのは前者であり、後者の「本人が開示した履歴」があっても、審査の合否には一切影響しません。

    むしろ、自分の信用情報を把握していない状態で手当たり次第に申し込みを繰り返すほうがよほど危険です。

    自分の情報を開示しているということは、それだけ信用管理に関心があるという証拠でもあります。都市伝説に惑わされず、審査に落ちた時や大きなローンの前には、必ず開示して現状を把握してください。

    Q7. 過去の「ブラック情報(異動)」を消す方法はありますか?

    A. 原則としてありません。「情報を消せる」という業者は詐欺です。

    CICに登録された情報は、事実である限り、定められた保有期間(契約終了から5年間)が経過するまで絶対に消えません。弁護士や司法書士であっても、事実に基づいた正しい情報を無理やり削除することは不可能です。

    ネット上で見かける「ブラック情報を消します」「CICをクリーニングします」といった広告は、100%詐欺業者ですので絶対に関わらないでください。

    唯一の例外は、情報が「間違い」である場合です。

    「同姓同名の別人の情報が載っている」「既に完済したのに延滞扱いになっている」といった明らかな登録ミスがある場合に限り、CICや登録元の業者に訂正を求めることができます。それ以外に裏ワザのような近道はないため、完済して5年間待つのが唯一の解決策です。

    Q8. CICの情報が「スーパーホワイト(真っ白)」なのに審査に落ちました。なぜですか?

    A. 「元ブラック」だと疑われている可能性があります。

    20代前半であれば履歴がない(スーパーホワイト)のは自然ですが、30代・40代でクレジットカードやローンの利用履歴が一切ない(真っ白な)状態は、金融業界では不自然とみなされます。

    「現金主義者」というよりは、「過去に自己破産などをして、最近やっとデータが消えた(喪明けした)人ではないか?」と審査担当者に警戒されるからです。

    この場合、いきなり高難易度のローンに申し込むのではなく、まずは作りやすい「スマホの端末分割」や「流通系クレジットカード」を作り、毎月少額でも利用して、CICに「$(正常入金)」マークを並べることが重要です。

    黒田@ソクフィナ編集長

    おすすめは、使用しているスマホの経済圏のクレカや携帯端末代金の割賦がおすすめ。たとえば、auユーザーなら、au PAY カード。ソフトバンクならPayPayカードなど。

    「私は現在、正常に支払い能力があります」という実績(クレジットヒストリー)を作ることが、審査通過への近道となります。

    Q9. 何社も連続で申し込むと審査に通らなくなるのは本当ですか?

    A. 本当です。いわゆる「申し込みブラック」という状態になります。

    クレジットカードやローンに申し込むと、CICには「申し込み情報」という記録が6ヶ月間残ります。

    短期間(1ヶ月以内など)に3社も4社も連続して申し込み情報があると、審査担当者は「よほどお金に困っているのか?」「他社で断られたからウチに来たのか?」と警戒し、返済能力の有無に関わらず否決にします。

    この「申し込みブラック」を避けるための目安は、「1ヶ月に2社まで」、多くても「半年で3社まで」に留めることです。もし既に多重申し込みをしてしまっている場合は、最後の申し込みからきっちり6ヶ月空け、申し込み履歴がCICから消えるのを待ってから、本命の1社に絞って申し込むようにしてください。

    黒田@ソクフィナ編集長

    属性がよけれが、1ヶ月に3件ほど申し込んでも通ります。一方で、他社借入が多い、延滞歴があるなど状況が悪い場合は、「ここぞ」という1社を決めて申し込みましょう。

    Q10. CICを見ても「異動」がないのに審査に落ちます。なぜですか?

    A. CICには載らない「社内ブラック」や「総量規制」が原因かもしれません。

    CICはあくまで「他社との共通データベース」です。

    もし過去に特定の会社(またはそのグループ会社)でトラブルを起こしていた場合、CICの情報が綺麗になっても、その会社の自社データベースには「要注意人物(社内ブラック)」として半永久的に記録が残っていることがあります。この場合は、全く別の系列の会社を選ぶ必要があります。

    また、年収の3分の1以上は借りられない「総量規制」に引っかかっている場合や、他社借入件数が多すぎる(3件以上など)場合も、CICの入金状況がどれだけ綺麗でも審査には通りません。

    CICは「延滞」を確認するツールですが、審査では「年収とのバランス」も同じくらい重要視されることを忘れないでください。

    まとめ

    「真実を知るのが怖い」その気持ちは痛いほど分かります。しかし、元審査担当として断言します。最悪なのは、現状から目を背け、手当たり次第に申し込んで「申し込みブラック」という泥沼にハマることです。

    まずは500円で事実を確認してください。それは単なる「答え合わせ」ではなく、再起するための「作戦会議」です。

    もし「異動」があっても、そこで人生は終わりません。記事でお伝えした通り、CICを見ない「自社ローン」や、借金ではない「ファクタリング」など、今のあなただからこそ使える武器は必ず残されています。

    大手への無謀な特攻はやめて、勝てる場所で戦いましょう。現状を直視できたあなたなら、必ず生活を立て直せます。この開示が、その確実な第一歩になるはずです。

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